「あなたは、いい子ね〜
それ比べて、お姉ちゃんは〜まったく…」
「あの子は、いつも迷惑をかけて
それに比べて、あなたは手が掛からなくて
いつも助かってるよ。ありがとうね。」
「あなたはいつも真面目だよね。
本当にいつも頼りになっているよ。」
あぁ…良い子にしていれば褒められる
こうすればいいんだな。
この言葉がずっと胸に残ってた…。
ずっと…。ずっと…。
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
子供の頃に言われた言葉というのは
意外と大人になっても
ひきづっていることが多いですよね。

僕もそうで、昔から両親に
・あなたは真面目だね
・あなたは良い子ね
・あなたは頼りになるね。
と、こんな言葉を
周囲からずっと言われていました。
で、最近になってようやく
子供の頃から言われていた何気ない言葉。
それが今の自分の行動を
制限していることに気づきました。
ということで、今回の記事では
心に残る「呪縛のような言葉」
というテーマで話していこうかなと。
それでですね。僕が東京へきて
よく指摘をいただいていること。それが…
「リリィさんって、頭が硬いよね。」
この言葉。東京へ来てから
3日に1回は必ず言われています。
どんな時に言われるかというと
例えばですね。
記事を書こうとした時に、
「こう書かなければいけない」と思うと
途端に書く手が止まってしまったり
お世話になっている方から
「リリィさんは、〇〇した方がいいよ」
とアドバイスをいただいくと
そればかりに思考が向いてしまって
自分で考えることができなくなったり。

で、気づいたら
「どうしよう…次は何をやったらいいんだろう…。」
と悩みはじめて行動が止まっている。
周りから見えている自分というのは
なんか色々考えてるっぽいけど絶妙にズレてる&行動しない人
でした…。
お世話になっている方からは
「リリィさんは、真面目だね〜
もっと肩の力を抜いていいんじゃない??」
「リリィさんは、べきべき人間だね。
もっと頭を柔らかくして考えたら??」
「リリィは、もっと自由に生きていいんだよ。」
と常々、アドバイスをいただくくらいに
僕は昔から、ノリとテンションに従って
行動することができなかったんですよね。
同居人の方へ相談している時も
「なんでそんなことで悩んでるんですか?」
「別に気にせずやればいいじゃないですか?」
と言われる始末。
(くそぉぉ…。それができたら苦労しないんだよ…)
と何度思ったことか。
で、さらに問題になってくるのが
普段のビジネスへ取り組む姿勢として
「アドバイスは実行するけど、それ以上がない」
「自分の目標がぼんやりしている」
さらに言うのであれば
「こうしなければならない」
「こうした方がいいですか?」
と、相手に正解を求めて
言われてから動き出すまでは亀のように遅い。
自分から新しいことにチャレンジしようとするより
メンターからいただいたアドバイスばかりを行って
気づいた受け身な行動ばかりをとっている。
例えば、ダイエットのような
自分の意思だけでなんとなるようなものは
主体的に行動できるのですが
だからこそ、ビジネスのような
誰かと関わるようなことでは
まるで足枷がついたように行動できませんでした。

で、こうなってしまう原因というのが
冒頭の、心に残る「呪縛のような言葉」です。
僕の場合でいうと、幼少期から
親に真面目であることを肯定してもらって
周りと違う行動をする人を否定される姿をみてました。
だから、潜在的に
「周りと違う行動をしてはいけない」
「決められたことを守らなければいけない」
と考える習慣が身についていたんですよ。
観念と言ってもいいですね。
普段からどういった判断基準で
意思決定をして行動しているのか。
今回の場合でいうと
真面目でいなければいけない。
これが僕の行動を無意識に
制限するようになっていました。
では、ずっとこの観念は
かえることはできないのかというと
そんなわけではないんすよね。
僕の場合でいうと
・第三者に自分の過去を話す
・親と自分が別であることを自覚する。
これでした。
自分がどういう風に考えているのかを
言葉にして伝えていって
その言葉の解釈を一つずつ変えていく。
僕でいうと
「真面目であらなければならない」
という考えから
「他人の期待に応える必要なく
自分の進みたい方向へ進んでいい」
と解釈を一つずつ書き換えながら
自分を肯定していきました。
あとは、親と向き合うのも
かなり効果的でしたね。
独立すると伝えて
東京へ戻る日に母親から
「あんたは…。全く!この道楽息子!笑」
この言葉を聞いて瞬間に
身体に巻き付いていた鎖が
バチんっ!!と外れましたね。
(あ…自分は自由に生きていいいだ。)
そう考えられるようになりました。
なので、〇〇しなければならない
そう考えて行動できない時には
自分がどんな考えで生きているのか
どんな言葉を採用して生活しているのか
それをまずは自覚することから
はじめていくといいですね。
それでは!